今回はフランチャイズについてご紹介していきます!
前回の会社員から起業したい人が知っておくべき方法4選はこちらから
https://hasegawa-takuma.com/blog/kigyo-ranking
フランチャイズとは一言でいうと、
コンビニや学習塾などチェーン店の経営権を借りて、自分がオーナーとして店を運営していくことです。
例えば、あなたが「ローソンのオーナーになりたい!」と思ったら、ローソンのフランチャイズ本部と契約します。
そうすれば、ローソンというブランドを名乗ることや、ローソンの商品やサービスを使うことができるようになります。
ローソン本部には、使わせてもらう代わりに売り上げの一部を対価(ロイヤリティ)として支払います。
コンビニ店は、ほとんどはフランチャイズ店だと言われています。
あなたがよく通うコンビニ店のオーナーさんも、元々は会社員をしていた人かもしれませんね。
フランチャイズの最大のメリットは、すでに完成されたビジネスシステムがあること。
超強力なブランド力と既存のシステムを使えるため、0からシステムを構築しなくてもいいということです。
起業について申し分ないアイディアを持っていて、ノウハウも経験も十分という起業家でも、0から何かを始めることは容易いことではありません。
会社員しか経験のない人にとって、確立されたシステムで起業できることは大きなメリットと言えるでしょう。
もちろん他にもメリットは様々あります。
フランチャイズのメリット
- 知名度や信頼性の高いブランド力を活かせるため、個人のブランド力がなくてもできる。
- 本部から経営ノウハウを学べたり、集客の支援を継続して受けることができる。
- 未経験でいきなり強靭なビジネスに参入でき、確立されたシステムがあるため運営に専念できる。
などなど。
実際の成功例も見てみましょう。
ただし、人の数だけ成功の定義は違いますから、成功例はあくまでも参考として見てください。
成功例1
会社員時代に得た接客スキルで他店と差別化をはかり地域の人気店へ。家族との時間を手に入れた!
あるコンビニ点のオーナーは、会社員時代の接客経験を活かし地域密着型の接客にこだわったことで大人気店へ。
夫婦メインの運営で、短期間で店舗数を2~3店舗増やすことに成功。
現在は従業員に運営を任せ、自身はマネジメントへ転身。夫婦での時間をさらに持つことができるようになった。
「会社員時代より夫婦の絆がずっと強くなった」と喜びひとしおだそうです。
成功例2
アルバイト経験を活かし、年商10億の若手実業家へ!
最初の起業は弁当屋を開業したが、うまく行かず廃業。
挽回しようと思い立ったのが、学生時代のアルバイト先だった学習塾のフランチャイズ加盟。
アルバイト時代の経験を活かすことができたせいもあり、5年のうちに10店舗へと拡大。
勢いがつき、さらに自身のお店としてエステサロンを開業するなど好きな分野でも大成功を成し遂げた。
ただのアルバイターから若手実業家へと、見事な成長を果たした好事例ですね!
さて、この2つの成功例には共通することがありますが、何だか分かりますか?
それは、「未経験からの起業」「過去の仕事の経験を活かした」ということです。
また、「家族との時間」や「実業家へと成長」といったそれぞれの成功をも手に入れていますね。
では、今後はデメリットと失敗例も見ていきましょう。
フランチャイのデメリット
- ロイヤリティを払うため売り上げ全部は自分のものにできない。利益がない時も支払いは発生する。
- 一度フランチャイズをやめたら、ノウハウ流出防止のため数年間は同業種で自分の店が持てない。
- 風評被害に弱い(アルバイトのいたずらなどがSNSで拡散されたことで、大手であっても店舗閉鎖に追い込まれることがある)
失敗例
- ライバル店ができるなどして赤字経営に陥いる場合もある。それでも契約期間は経営を続ける必要がある。
- 不祥事などでブランド力が急激に低下すると、不信感から客足が遠のくリスクがある。
- 店の場所を見誤ると、集客ができず廃業に追い込まれるリスクがある。
デメリットや失敗例だけを見ると、「ちょっと怖いな」と感じてしまうかもしれませんね。
いくらブランド力や強いビジネスツールが使えるからといって、根本的なリスクは完全に消すことはできません。
しかし、リスクは入念な準備をすることでそのほとんどは回避することができます。
それに、フランチャイズは成功する確率は比較的高いとされているんですよ。
自分の得意分野や経験を活かせる業種を選び、起業の手始めに「パッケージ化されたビジネスシステム」として利用してみると良いかもしれませんね。
そこで資金を調達したりノウハウを習得することができれば、次は自分の事業を0から始めるという道も十分に考えられるでしょう。