「仕事がデキる人」と言われるにはどうすればいいのでしょうか?
仕事がデキる人デキない人の分かれ道になる仕事術。
仕事術の中でも、「PDCAサイクル」を取り入れている人は多いと思います。
うまく使いこなせると仕事のスピードと質を上げることができるため、多くの会社で研修していたりしますよね。
でも・・・
PDCAサイクルの回し方は習ったけれど、実際に出来ている人はほとんどいません。
なぜ、
PDCAを取り入れていても仕事がデキる人と言われないのか?
それは、PDCAの前の大事なポイントが抜けているからなんです!
そこで今回は、
仕事がデキる人と言われるために「PDCAの前に必ずやるべきこと」
をお伝えしていきます!
仕事がデキる人
仕事がデキる人は、PDCAサイクルで仕事の質を高め目標を常に達成していますよね。
仕事がデキる人は、PDCAをする前に無意識に必ずしていることがあります。これをしているかどうかが、仕事がデキる人になる分かれ道!
それはズバリ、
仕事の全体像を把握することです!
仕事の全体像とは、次の3つを理解すること。
- 全体のフロー
- 仕事の目的
- 一つの作業の意味
例えば僕はサラリーマン時代、電気設備の設計をしていました。
そのフローは、
企画→基本設計→実施設計→施工という流れです。
フローでまず把握しなくてはいけないのは、
- 「エンドユーザーまで届くまでにどうなっているのか?」
- 「このフローの中で自分が担当する仕事はどこの部分なのか?」
ということです。
この部分を把握することで、自分が行う作業に意味があることが見えてくるからです。
次は、「目的」を把握します。
例えば、「コピーを取ってくれ」と指示を受けたとしましょう。
ここで考えるべきなのは、コピーを取る目的です。
- 会議に使う資料なのか?
- 取引先に提出する資料なのか?
会議で使うならば、会議の目的を考えます。
- 売上アップの作戦会議なのか?
- 情報共有の会議なのか?
当然、「なんのために?」は異なりますよね。すると作業も変わります。
例えば、
経費削減のため両面コピーにするべきか、カラーで取るべきか、などを考えられるようになります。
ここを考えられないと単なる作業だけになり、それならロボットでもいいわけです。
自分の中で考えることができるようになると、コピーの取り方一つにしても仕事にバリエーションが生まれます(これがすごく大事)。
大事なことは、
全体のフローや目的を把握すると、あなたの中に思考が生まれるということ。
「今自分がどんな行動をすべきなのか?」を思考すると、任された仕事のもう一手先ができるようになります。
一つの作業に対してバリエーションが増えると、
質の高いP(計画)だったりA(分析)ができるようになります。
それによって、各フローで力を入れるべきところや、逆に「細かくしなくてもいいな」ということが分かるようになり、無駄な作業を避けることができます。
そもそもP(計画)がいい加減だったらどうでしょうか?
A(分析)の能力が低かったら?
完成される仕事の質は、お世辞にも高いとは言えませんよね。
質の高いPDCAを回すことができるようになるからこそ、
「仕事がデキる人」と言われるようになるんです。
固執しすぎてはダメ!
ただ、
「良いP(計画)を作らないと!」とか
「精度の高い分析ができなくては!」とか
その部分に固執しすぎる必要はありません。
PDCAサイクルは、改善を繰り返していくことだから失敗しても大丈夫です。
スピード最優先で早くやることの方が大事な仕事なら、誰かに聞いた方がいい場合だってあります。
質の高さを追求しすぎるあまり、計画を細かくしすぎて逆に時間がかかってしまったら・・・
そのフロー全体のスピードが落ちてしまいますよね。
繰り返しますが、大事なことはあくまでも全体像の把握です。
全体の目的や自分が行う仕事の意味を理解していればOK!
仕事を楽しむためにも、ぜひ実践してみてください!